FreeMindの使い方で意外に多いのが、大学生の就職活動、社会人の転職活動です。
マニュアル本の事例を参考に職務経歴書の自己PRや志望動機を書き始めたら、「自分らしくないどこにでもいる優等生のものになってしまった」ということになりかねません。せっかく時間をかけて書いた職務経歴書が、企業の採用担当者の手に渡った途端、個人情報保護法に則ってシュレッダー直行では報われません。
履歴書・職務経歴書を書く前に、まず自分の強み・持ち味の棚卸しが重要です。この棚卸しで自分の強み・持ち味を引き出すことで、履歴書・職務経歴書に「あなたらしさ」が加わります。
次に紹介するのが、自分の強み・持ち味を棚卸しするFreeMindの使い方です。
人生の転機に役立つ自分棚卸マッピング
「自分の強み・持ち味」は、
- 好きなこと
- できること(得意なこと)
- (人に)喜ばれること
の3つの重なるところにあります。
FreeMindでマインドマップを書くときは、上記の3つを1階層目に書き出します。各グループごとに、それぞれ現在から遡って書き出していきます。各グループごとに30~60分ぐらいずつ時間を使ってじっくり書き出しましょう。この3つに重なる何かが「自分の強み・持ち味」です。
好きなこと:やりたいこと、やっていて楽しいこと、寝食を忘れるぐらいに夢中になれること、過去にやって楽しかったこと、夢中になったことなどを書き連ねていきます。
できること:得意なこと、難なくマスターしたこと、自然にできるようになったなどを書き込んでいきます。
喜ばれること:やってあげて人に喜ばれたこと、よく人に頼まれること、人から評価されることを書き加えていきます。
上記のうち、特に「できること」や「喜ばれること」は、意外に自分では見つけにくいものです。その理由は、「できること」や「喜ばれること」は、自分にとって当たり前すぎて、その価値に気づきにくいからです。
そこを自分で気づいていく手法が「自分棚卸マッピング」です。自分の強み・持ち味を棚卸しすることで、自分の新たな可能性を発見することも多く、履歴書・職務経歴書の自己PRや志望動機の整理に役立ちます。
ここで紹介した「自分棚卸マッピング」は、ドリームインテリジェンス株式会社の久保ひろしさんから「自分の棚卸」についてご教授いただいた内容に基いたものです。「自分の棚卸」の詳細は、久保ひろしさんの著書「やるからできる」に掲載されている「起業のための5ステップ」をご参照ください。
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