手紙を書くよりもパソコンでメールを書くことが苦にならない方なら、明らかにFreeMindのほうが手書きマインドマップよりも簡単です。手書きマインドマップもFreeMindもキーワードを放射状に並べていくという点は共通ですが、次のような違いがあります。
手書きマインドマップ | FreeMind | |
---|---|---|
自由度 | 腕でさえあれば思い通り
|
表現の制約が大きい
|
柔軟性 | 後で書き直せない
|
何度でも書き直すことができる
|
難易度 | 人に見せられるように書けない
|
初心者でも人に見せられる仕上がり |
応用性 | パソコンでデータとして利用できない
|
パソコンでデータとして利用できる
|
発想・着想(アイデア出し、ブレーンストーミング)では、手書きマインドマップのほうがFreeMindよりも適しています。手書きマインドマップは、表現の自由度に長け右脳の活性化につながるため、潜在意識にある言葉を掘り出せることがあります。これに対し、FreeMindは、視覚表現の制約が大きいため、顕在化している言葉しか書き出せません。
ところが、構想(まとめ)・加工(データ利用)段階では、手書きマインドマップよりFreeMindのほうが適しています。
たいていの人は発想・着想段階では、思いついたキーワードをただ放射状に並べるだけでグループ分け、レベル分けまではできません。そのような場合に、「手書きマインドマップを書き直そうとしたら、グチャグチャになってしまって、後で読んでも意味が分からなかった」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
中には「アイディアをまとめるために、マインドマップを何度も最初から書き直していたら、余計に時間がかかった」という方もいます。その点、FreeMindは、アイデアを出した後で何度でも並べ替えて、グループ分け、レベル分けすることができるため、短時間に構想(まとめ)することができます。
FreeMindのマップをプロジェクタで映せばプレゼンテーションに使うこともできますし、FreeMindのデータを箇条書きにしてWord、Excel、PowerPointに利用することもできます。このような加工にも優れている点が、非常にビジネスに向いています。
マインドマップについて
マインドマップは、英国ブザン・オーガニゼーション・リミテッドの登録商標です。
マインドマップについては、同社より、商標使用を正式に認可を受けているブザン・ワールドワイド・ジャパン、または、その公認インストラクターにお問い合わせください。
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