FreeMindでのロジックツリーの書き方(論文の構成)

FreeMindを使うと簡単にロジックツリーを書くことができます。ここでは、FreeMindでのロジックツリーの書き方を例示して、FreeMindの基本的な使い方を解説します。ここでは、「FreeMindによる論文の構成の効率化」と題した架空の研究論文のロジックツリーをFreeMindで書いてみます。

論文の構成を例としたロジックツリーの書き方

FreeMindで「ファイル」→「新規マップ」をクリックします。ここで、自動レイアウトを設定しておくと、ロジックツリーが見やすくなります。

「新規マインドマップ」をダブルクリックして、タイトルを入力します。

タイトルを入力したら、Insertキーを打って、線を伸ばします。(InsertキーがないPCでは、予め、線を伸ばす機能をTabキーに割り当てておきましょう。)

線の上をダブルクリックして、論文を構成する大項目(下図の例では「目次」)を入力します。同じ階層に並べて入力したいときは、Enterキーを打ちます。

Enterキーを打って、次の大項目を入力を繰り返します。大項目を一通り書き出したところで、Ctrl+Sキーでロジックツリーを保存しましょう。

次に大項目に連なる中項目、小項目を書き出していきましょう。大項目を選んで、Insertキーを打ち、語句を書き込みます。直列(親子)に線を伸ばすにはInsertキー、並列(兄弟)に線を伸ばすにはEnterキーと覚えましょう。

ロジックツリーでは、1項目を短い語句で区切るのがポイントです。長文だと論理構造が視覚化されないので、ロジックツリーの効果が出ません。上図の『概要』の枝のように、小分けしながら書き足すのがコツです。

また、ロジックツリーでは、思いついたところから、書き足していきましょう。頭から書くことに拘らず、思考がジャンプするままに書き足します。上図の『付録』の枝のように、途中で『参考資料』を載せなきゃ!と思いついて、簡単にジャンプできるのが、ロジックツリーのよいところです。

ロジックツリーを書いている途中で、「この枝は、あっちの親にぶら下げたい」と思い直すことは、よくあります。そういうときは、移動させたい項目をドラッグして、その親になる項目の後ろ側にドロップします。

移動先の親の項目の上側にドロップしてしまうと、その親と並列に移動してしまいます。移動先の親の後ろに影ができるのを確かめてからドロップしましょう。(上図参照)

このような枝の移動は、論理の構造化の重要なステップです。手書きロジックツリーでは面倒すぎて避けがちですが、FreeMindならドラッグ&ドロップでできます。カット&ペーストCtrl+矢印キーでも、枝を移動できます。

ここに書いた操作だけで、下図のようなロジックツリーを書くことができます。

FreeMindで書いたロジックツリーのタイトルをコピーして、Wordに貼り付けてみましょう。ロジックツリーの階層構造を維持したテキストがWordに貼りつきます。論文全体の構造が見ながら続きを書けるため、最初からWordで書くよりも、執筆がスムーズになったとお感じでしょう。

FreeMindの具体的な応用法を知りたい方には、FreeMindの活用ガイドをおすすめします。

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