Windows版FreeMindが起動しない原因とその対処法を紹介します。なお、MacでFreeMindが起動しない原因は、「FreeMindが起動しない(Mac版)」または「Mac OS X 10.8 Mountain LionでFreeMindが起動しない場合の対応」をご参照ください。
原因1 FreeMindの環境設定ファイルが壊れている
「FreeMindの環境設定が開かない」をご参照ください。Macについては、「Mac版FreeMindの環境設定ファイルの削除」のページをご参照ください。
原因2 Javaセキュリティ・レベルが「非常に高い」に設定されている
「Java8でFreeMindが起動しない」をご参照ください。
原因3 古いFreeMindを使用している
FreeMind 0.9.0(以前)では、Java6 update 30以降(Java7を含む)で不具合が起きる場合が確認されています。Javaのバージョンをご確認の上、必要に応じてFreeMind 1.0.0にアップデートしてください。
原因4 PCにOracleのソフトウェアがインストールされている
OracleのソフトウェアがインストールされているPCでは、FreeMindが起動できません。Windowsが通常のJavaフォルダのJRE(Java Runtime Environment)ではなく、OracleフォルダのJREを読みに行くように設定されているためです。このため、Windowsの設定を次のように変更する必要があります。
「コントロールパネル」(の「パフォーマンスとメンテナンス」)から「システム」を開き、「詳細設定」タブの「環境変数」を開きます。
「ユーザー環境変数」または「システム環境変数」から「Path」を「編集」して「変数値」を開きます。
「変数値」の欄のOracle内のJREへのパス(例: C:\Program Files\Oracle\jre\1.3.1\bin;C:\Program Files\Oracle\jre\1.1.8\bin; )の直前にカーソルを合わせます。
C:\Program Files\Java\jre6\bin;(Java7の場合は、C:\Program Files\Java\jre7\bin;)を挿入して「OK」。
※この設定変更により、Oracleのソフトウェアに影響が出る可能性があります。
原因5 Path中のディレクトリの並び順が悪い
上記のシステム変数のPathに、すでにC:\Program Files\Java\jre6\bin;(Java7の場合は、C:\Program Files\Java\jre7\bin;)の記述があった場合、%SystemRoot%system32;とC:\Program Files\Java\jre6\bin;(Java7の場合は、C:\Program Files\Java\jre7\bin;)の間に別のプログラムのディレクトリが挟まっていると、FreeMindが起動できない場合があります。
その場合は、そのプログラムのディレクトリを、C:\Program Files\Java\jre6\bin; (Java7の場合は、C:\Program Files\Java\jre7\bin;)よりも後ろに並べ替えます。なお、C:などのドライブ名で始まり;(セミコロン)で終わる部分が、プログラムのディレクトリです。
原因不明時の対策
上記の原因のいずれにも該当しないケースについて、ユーザーの皆さんからお知らせいただいています。対策まで教えていただきました。ユーザーの皆さんのご協力に感謝します。
- C:\Program Files\FreeMindフォルダのfreemind.batを開いて起動します。
- FreeMindをアンインストールしてから、最新版のFreeMindをダウンロードし、FreeMindを再インストールします。
- FreeMindをあきらめて、代替ソフトのXMindをインストールします。詳しくは、FreeMindユーザーのためのXMindの使い方をご参照ください。
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